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ABOUT US部署紹介[手術室]

手術室・サプライ

手術室

手術室サプライは2階に位置しています。 手術室は3室から5室へ増設されサプライは電気式オートクレーブ、LTSF滅菌器を新たに導入しました。

スタッフは看護師、MA併せて32名で年間約3,400件の手術を行っています。
手術医療の進歩により、高度な手術が増加し、麻酔・手術に使用する器械は複雑化しています。
手術看護師は、解剖を理解しながら、術式に応じた必要なスキルや知識を習得しつつ、術前・術後訪問を通じて、不安を抱えながら手術に臨む患者さんの気持ちに寄り添い、個別性に応じた安全・安楽な看護が提供できることを目的に日々手術看護を実践しています。
また、サプライでは手術器械、材料の確実な洗浄・滅菌を実施し、安全な医療器材の提供を実践しています。

私たち手術室看護師及び周術期管理チーム看護師は専門に特化した知識や技術を提供できるよう日々、自己研鑽しています。 そして、常に手術を受ける患者や家族に寄り添い、個別性のある看護を提供することを目標としています。

手術室クリニカルラダーを活用 ~課題を明確にし、スタッフの成長をアシスト~

2021年度より2020年改定版を当院独自に活用

改訂版は、JNAラダーの看護実践能力の核と手術看護の専門性と独自性を組み込んだものとなっており、さらに組織役割遂行能力としてマネジメント、リスクマネジメント、教育、研究、倫理、社会性などの項目および行動目標が設定されています。
スタッフー人ー人が自分の知識・技術を振り返るためのツールかつ、レベルごとの指標に基づく目標管理やキャリアアップに繋げています。

新人看護師の到達目標と進行予定

ラダーⅠの到達目標と進行予定【1年目相当】※看護実践能力(クリニカルラダー) 到達レベル参照

到達目標 進行予定術式
(器械出しのみ)
器械出し:
必要な知識・技術
手術室スタッフ:
必要な知識・技術
簡易勉強会
4月
  • 手術室入室時の注意点の理解ができる
  • 手術室の設備の理解が理解できる
  • 職業感染とはどのようなことか知識を得ることが出来る
  社会人として
手術室の環境調整
手術室の概要
手術室看護師の役割
電子カルテと記録、教育体制
感染対策、術前・術後訪問
5月
  • 清潔と不潔、滅菌と消毒の理解ができる
  • 手洗い方法やガウンテクニック、個人用防護具の理解ができる
  • 手術を受ける患者の倫理とは何かを考え始めることができる
手洗い後、ガウンを着用し見学 消毒の種類
インジケータ・滅菌物の種類
麻酔関連(薬剤含む)
静脈留置カテーテルの挿入と介助
挿管と抜管介助
医療機器、
手術看護倫理①
アレルギーと禁忌
災害対策
6月
  • 器械・器具の使用方法や安全性を確認し、取り扱うことが出来る
  • 携わる器械の名称と用途を理解でき、器械を渡すことができる
  • 鏡視下手術の必要物品を理解することができる
手根管開放術、腱鞘切開術、ピンニング
腰椎椎弓切除術、ヘルニア摘出術(Love法)
A/S(半月板切除術)
物品の準備と器械展開
器械の渡し方(糸針含む)
ガーゼと針カウント
パワーツールと鋼線の取り扱い
鏡視下手術の物品類の取り扱い
ME機器接続(電メス・吸引・タニケット)
膀胱留置カテーテルの挿入
鏡視下機器の接続
2年目考案勉強会
7月
  • 器械の名称と用途を理解し、正しく器械を渡すことができる
  • 手術に必要な器械や材料を準備することができる
  • 鏡視下手術の必要物品を理解し、正しく器械を渡すことができる
  • 局所麻酔手術(外来手術)の器械出しを一人で行うことが出来る
内視鏡下ヘルニア摘出術(PELD)
内視鏡下脊柱管拡大術(PEL)
A/S(半月板縫合術)
鏡視下手術の物品類の取り扱い
光学視管の取り扱い
止血剤の理解と取り扱い方法
スクリューの種類
各部屋のセッティングと手術体位
ドレーンの種類
シミュレーションで学ぶ手術体位
8月
  • 器械出し看護を実践するためのコミュニケーションが図れる
  • 不明な点は自ら確認できる
  • 術中追加で必要となる物品の依頼と対応が出来る
  • 手術検体やインプラントの取り扱いの理解ができる
内側側副靭帯損傷手術(MCL)
離断性骨軟骨炎手術(OCD)神経剥離術、対立再建術
靭帯修復術(上肢)
検体・移植片の取り扱い
インプラントの取り扱い
アンカーの理解と取り扱い
ギプス・シーネ作成
硬膜外麻酔の介助
ME機器接続(自己血回収装置)
患者疑似体験
9月
  • 鏡視下手術の物品を理解し、術中の器械管理ができる
  • 手術進行に沿って必要な器械、器具を準備し、渡す事が出来る
ORIF(前腕)(上腕)(肩鎖)(下肢)
鏡視下腱板修復術(ARCR)
インプラントの理解と取り扱い ME機器接続(内視鏡関連)
術前・術後ラウンドの理解
コミュニケーション能力
術前・術後訪問への同行
危険予知トレーニング
10月
  • 疾患、術式を理解し、手術介助に必要な情報収集ができる
  • 経験した術式は必要物品を準備でき、手術に臨める
頚椎椎弓切除・形成術(ELAP) 頚椎手術の特徴 各部屋のセッティングと特殊体位
(牽引ベッド・ビーチチェア体位)
 
11月
  • 一連の流れを把握した上で、器械出しができる
  • 看護実践における倫理的側面を理解できる
ORIF(髄内釘)
胸郭出口症候群手術
様々なメーカーの器械の特性や特徴 血液製剤の取り扱い
12月
  • 今までに経験した術式で、不明な点を明確にすることができる
  • 自己学習の到達度や不足に気づき、指導者に伝えることが出来る
今までに経験した術式の経験値を上げる期間 今までに習得した内容を深く学ぶ
解剖・術式の適応や根拠など
 
1月
  • 今までに経験した術式で、不明な点を確認し解決できる
  • 手術室内で生じやすい医療事故を理解することが出来る
 
2月
  • 今まで経験した術式に関しては、自ら考えて行動できる
  • 業務上の疑問点、問題点を指導者に伝えることができる
前十字靭帯再建術(ST法)
内視鏡下椎間孔拡大術(PECF)
ORIF(応用編)
術式の理解の徹底 術前ラウンド
(フォロー付きで開始)
 
3月
  • インプラントの取り扱い、コストに意識を向けることが出来る
  • 院内の研究発表会に参加し、研究的な取り組みに関心が持てる
1年目で習得すべき術式の再確認   周術期関連 知識確認テストVol.1 実施

※個人の取得状況に応じて、ステップアップ

ラダーⅠの到達目標と進行予定【2年目相当】※看護実践能力(クリニカルラダー) 到達レベル参照

到達目標
(器械出し)
到達目標
(外回り)
進行予定術式
(器械出し・外回り)
必要な知識・技術 簡易勉強会
4月
  • 支援を得ながら、情報を基に手術に必要な器械器具の準備ができる
  • 器械・器具の使用目的、製品の特徴を理解し、使用する事ができる
  • 正確かつ速さが求められる状況下でも器械を安全に渡す事ができる
  • 支援を得ながら、情報から全体像を把握できる
  • 標準看護計画を理解することが出来る
  • タイムアウト時にチームと情報を共有することができる
  • 支援を得ながら、始業点検を確実に行える
器械出し:人工膝関節置換術(TKA)
外回り:抜釘術、神経剥離術
ORIF(前腕・下腿)、アキレス腱縫合術
ヘルニア摘出術、腰椎椎弓切除術など
  外回り看護(基礎)
5月
  • 支援を得ながら、不足している情報を得ることが出来る
  • 支援を得ながら、術式や医師の手法に合わせて器械出しができる
  • 患者の反応を確認しながら看護実践が行える (声掛け、タッチング等)
  • 支援を得ながら、チェックリストに沿って申し送りを受けることが出来る
  • 情報収集を行う上で倫理的配慮ができる
  • 麻酔で意識のない患者のプライバシーに配慮できる
器械出し:鏡視下上方関節包再建術(ASCR)
外回り:TKA、ELAP、PLIF、PELD、PEL
ARCR、TOS、半月板切除・縫合
外来局麻手術など
インプラントの取扱い
(外回り)
 
6月
  • 手術スタッフとして状況を理解し、コミュニケーションが図れる
  • 手術進行に沿って確認行動や情報提供ができる
  • 支援を得ながら、情報をアセスメントし、個別性を踏まえた看護実践が行える
  • 支援を得ながら、個別性を踏まえた事前準備、環境整備ができる
器械出し:人工肘関節置換術(TEA)
人工指・趾関節置換術
外回り:RTSA、TSA、UKAなど
  手術看護倫理②
7月
  • 常に術野に注目し、手術の進行状況を把握することで予測して器械出しができる
  • 支援を得ながら、退室基準をもとに患者を評価することができる
  • 支援を得ながら、優先順位を考え、安全安楽の視点で看護実践が行える
器械出し:人工関節単顆置換術(UKA)
外回り:ACL、MCL、OCD、HTO、PECF
ORIF(上腕・足関節)など
ギプス・シーネ固定の注意点  
8月
  • 支援を得ながら、患者の異常や術式変更を判断でき必要物品の依頼と対応が出来る
  • 支援を得ながら、器械に不具合が生じた場合、適切に対処、報告が出来る
  • 個別性を踏まえた安全・安楽な看護実践ができる
  • 周術期において、支援を得ながら患者の変化を様々な視点でアセスメントし観察できる
器械出し:人工骨頭置換術(BHA)
外回り:ORIF(髄内釘)、BHAなど
 
9月
  • 使用する器械、器具、医療材料を指導者と共に判断して介助出来る
  • 手術の進行を妨げることなく安全に器械出しが出来る
  • インプラントのサイズ等を確実に確認できる
  • 支援を得ながら、個別的かつ優先を考慮した問題をあげることができる
  • 支援を得ながら、個別性かつ優先順位を考えた上での看護実践が行える
  • 手術室でどのような急変が起こりやすいのか考えることができる
器械出し:人工股関節置換術(THA)
外回り:人工指・趾関節置換術など
  残番業務の説明
10月
  • 経験を活かし、自ら考え予測した器械出しができる
  • 支援を得ながら、手術の進行に沿った看護計画の追加・修正ができる
器械出し:高位脛骨骨切り術(HTO)
前十字靭帯再建術(BTB法)
外回り:ASCR、TEAなど
※残番勤務開始(フォロー付き)
看護記録  
11月
  • 手術室内で生じやすい医療事故防止の行動を考えることができる
  • 支援を得ながら、看護上の問題をチームで共有した上で看護実践が行える
器械出し:人工肩関節全置換術(TSA)
リバース型人工肩関節置換術(RTSA)
外回り:ASFなど
   
12月
  • 自分の行った器械出し看護を他者に評価を求めることが出来る
  • 倫理綱領に基づき、自己の看護実践を振り返ることが出来る
  • 得た情報から全体像を把握し、指導者と共有できる
器械出し:創外固定術、人工橈骨頭置換術
血腫除去術
外回り:TSA、RTSA、血腫除去術など
  手術看護倫理②´
1月
  • 緊急手術時に支援を得ながら情報を収集し準備が出来る
  • 支援を得ながら、緊急手術の患者の状態や緊急度に応じた情報収集が出来る
器械出し:現時点で自立している手術の再確認
*経験の少ない術式を希望すること
外回り:現時点で経験している手術の再確認
*外回り看護の質の向上を目指す
※残番の自立は取得状況に応じて検討
   
2月
  • 支援を得ながら、チームでのコミュニケーションを図ることができる
  • 周術期における患者の反応を支援を得ながら看護 実践の適切性を評価できる
  • 自身の看護実践をスタッフと共有できる(術後訪問・カンファレンス等)
   
3月
  • 既往やデータなどから手術中に起こりうる事態を予測した情報収集を支援を得ながら、考えることができる
  • 患者の急変や異常時、支援を得ながら、対応できる
  • 支援を得ながら、急変や異常時の看護記録が記載でき継続する問題を明確にし申し送ることが出来る
  周術期関連
知識確認テストVol.2
実施

※個人の取得状況に応じて、ステップアップ

ラダーⅠの到達目標と進行予定【3年目相当】※看護実践能力(クリニカルラダー) 到達レベル参照

到達目標
(器械出し)
到達目標
(外回り)
進行予定術式
(器械出し・外回り)
必要な知識・技術 簡易勉強会
4月
  • 情報をもとに手術に必要な器械、器具の判断が出来、準備できる
  • 器械・器具の使用目的、製品の特徴を理解し、使用する事ができる
  • 正確かつ速さが求められる中でも器械を安全に渡す事ができる
  • 得た情報から必要な情報を判断し、全体像を把握できる
  • タイムアウト時にチームと情報を共有することができる
  • 医療機器の始業点検を確実に行える
器械出し:TKA(再置換術) 再置換術で使用する器械 外回り看護(応用)
5月
  • 不足している情報を他のスタッフから得ることが出来る
  • 術式や医師の手法に合わせて器械出しができる
  • 患者の反応を確認しながら看護実践が行える(声掛け、タッチング等)
  • 意図的な情報収集と対応、周術期における支援ができる
  • 情報収集を行う上で倫理的配慮ができる

外回り:PLIF(多椎間)、PSO(矯正骨切り術)
輸血準備から実施の流れ
キューサーの取扱い
経過記録の記載方法
 
6月
  • 手術スタッフとして状況を理解し、コミュニケーションが図れる
  • 手術進行に沿って確認行動や情報提供ができる
  • 情報をアセスメントし、個別性を踏まえた看護実践が行える
  • 個別性を踏まえた事前準備、環境整備ができる
器械出し:THA(再置換術)
外回り:PLF、XLIF・OLIF(前方進入)
再置換術で使用する器械
個別の看護とは
神経モニタリングの操作
Oアーム使用時の流れ
フィードバックと
リフレクション
7月
  • 後輩看護師に対して基本的な器械出し看護実践モデルになり指導、助言ができる
  • 退室基準をもとに患者を評価することができる
  • 優先順位を考え、安全安楽の視点で看護実践が行える
外回り:THA(再置換術) 再置換術で使用が予測される器械・材料とは何か  
8月
  • 患者の異常や術式変更を判断でき必要物品の依頼と対応が出来る
  • 後輩指導時、達成度を把握した上で医師との橋渡しの役割ができる
  • 個別性を踏まえた安全・安楽な看護実践ができる
  • 周術期において、患者の変化を様々な視点でアセスメントし観察する
外回り:脊髄腫瘍摘出術 マイクロ、キューサー
潅流液、リガクリップ
特生物(スプレー)取扱い
 
9月
  • 器械、器具、医療材料の適切性を判断して介助出来る
  • 手術の進行を妨げることなく安全かつ正確に器械出しが出来る
  • 個別的かつ優先を考慮した問題をあげることができる
  • 個別性かつ優先順位を考えた上での看護実践が行える
手術室看護師クリニカルラダー
「当院における看護実践に必要な知識」の知識と看護実践能力の向上に努める
  • 手術室看護師の基本的な知識
    全身麻酔、硬膜外麻酔、腰椎麻酔、局所麻酔、薬剤関連
    感染関連、患者の安全、災害対応
  • 手術室看護師の看護実践
    手術体位、神経損傷と皮膚損傷、モニター・ライン・カテーテル管理
    輸液・輸血・出血カウント、器械出し、外回りなど
 
10月
  • 経験を活かし、自ら考え予測した器械出しができる
  • 器械に不具合が生じた場合、適切に対処・報告することが出来る
  • 手術の進行に沿った看護計画の追加・修正ができる
  • 各モニターのトラブル時、原因究明でき対応できる
 
11月
  • 術者に加えて助手からの要求にも優先順位を考慮し器械出しができる
  • 看護上の問題をチームで共有した上で看護実践が行える
  • 潜在的な合併症や麻酔、手術侵襲に対する異常反応などをアセスメントできる
 
12月
  • 目標設定、実践、評価を行い自己課題を明確にし先輩へ助言を求めることができる
  • 倫理綱領に基づき、自己の看護実践を振り返ることが出来る
 
1月
  • 緊急手術時に情報を収集し準備が出来る
  • 術者が最良の状態で手術ができるよう場の雰囲気を配慮できる
  • 緊急手術の患者の状態や緊急度に応じた情報収集が出来る
  • 周術期を通して、必要な処置、使用物品など、優先順位を考えて行動できる
 
2月
  • 経験値を基に柔軟な発想で器械出しを行うことが出来る
  • チームでのコミュニケーションを円滑に図ることが出来る
  • 周術期における患者の反応から、看護実践の適切性を評価できる
  • 自身の看護実践をスタッフと共有できる(術後訪問やカンファレンス等)
 
3月
  • 既往やデータなどから手術中に起こりうる事態を予測した情報収集を自ら考えることができる
  • 患者の急変や異常時、自ら考え行動できる
  • 急変や異常時の看護記録が記載でき、継続する問題を明確にして申し送ることが出来る
  • 合併症、手術による侵襲など全体像をアセスメントし対応できる
周術期関連
知識確認テストVol.3
実施

※個人の取得状況に応じて、ステップアップ

入院準備外来の取り組み

自らの治療について学び、治療に対し、意欲的かつ安心して自らの治療に参加する機会を創る

入院準備外来とは…

手術が決定した患者・家族に対して、予定通りに入院・手術を実施するために、入院前から情報収集や情報提供、不安の緩和、オリエンテーションに加え、術前検査、内服確認を他職種で連携を図り、入院・手術へ向けた準備ができるよう支援する外来。

手術室看護師として、患者さんが安心・安全に手術へ臨めるように手術の流れや二次合併症予防への取り組みの説明を行っています。
患者自身も医療チームの一員として参加していただき、手術室看護師は手術への準備をサポートします。

術前訪問 ~実施率100%継続中~

手術室の看護師は手術を受ける患者様に対して"術前訪問"を行なっています。
術前訪問を行なうことで、患者様は手術室入室時に顔見知りの看護師がいるということに安心感を得ることができます。
また、術前訪問は患者様の声や表情を直接見る機会となり、明確な情報収集を行なうことができるため、より質の高い看護を提供することができます。

術後訪問

術後訪問件数

手術後、手術室看護師が病室に訪問し、手術を受けた際に気付いたことや苦痛・不快に思われたこと、要望等を患者さんから直接話を伺います。
貴重な意見を今後の手術室看護に活かしていきます。

今後の理想と展望

スタッフからのメッセージ

スタッフ:K・A

看護師経験(手術室看護師)
若手看護師

Q:慶友整形外科病院に入職を決めた理由を教えて下さい

A:インターンシップに参加した際、病院全体の雰囲気は明るく働きやすそうな職場だと感じたことです。
また、実際に手術室を見学し、スムーズに器械出しを実践している先輩をみて、医師と同じ目線で手術に立ち合えるような看護師になりたいと思い入職を考えました。
その他にも地域の方々から厚く信頼されていることや私自身が生まれ育った街で働きたいと思い当院に入職を決めました。

Q:手術室看護師としてのやりがいとは?

A:手術前に患者さんのもとへ伺うと「すべてお任せしますのでよろしくお願いします」と言われることがあります。
看護師として信頼してもらえたという嬉しさと共に患者さんの命を預かるという重要な役割を任されたと責任を感じます。
緊張感はありますが手術が無事に終わった時は達成感とやりがいを感じます。
また、多くの手術を経験し医師に「器械出しが上手になったね」などとお褒めの言葉を頂いた時は大変嬉しい気持ちになり、手術室看護師として少しずつ成長できていると感じます。

Q:当院の手術室の雰囲気を教えて下さい

A:スタッフ全員がどのようにすれば患者さんにとって良い看護を提供できるのかを常に考えながら仕事をしています。
カンファレンスではスタッフが実践した看護を振り返り良かった点や改善点を共有したり、意見を出し合い「看護の質」の向上を図っています。

Q:入職を考えている看護師や学生へのメッセージをお願いします

A:手術室配属は学校では習わないことも多く大変だと思っていましたが、プリセプターや先輩スタッフが親身にサポートしてくれます。
専門的な器械の取り扱いや医師とのコミュニケーションなど優しくアドバイスをしてくれました。
また、年の近いプリセプターがいることですぐに相談できたので、不安なことや悩みを乗り越えられました。医師も皆、手術のことから苦手な解剖学的なことまで丁寧に教えてくれるので新人看護師でも働きやすいと思います。
患者さんにココで手術してよかったと思ってもらえるよう、私たちと一緒に一人前の手術室看護師を目指しませんか?

スタッフ:K・K

看護師経験(手術室看護師)
中堅看護師

Q:慶友整形外科病院に入職を決めた理由を教えて下さい

A:私は幼少期よりスポーツをしていたことから怪我に悩まされました。
そのことから、整形外科関連の治療や手術、リハビリテーションに大変興味がありました。
その思いから、スポーツをしている人に携わりたい、支援したいという気持ちが強くその全てを網羅している病院が慶友整形外科病院でした。
プロアスリートも診察しており、全国トップクラスの病院であると認知していました。自分もその一員として仕事をしたいという思いで入職を決めました。

Q:手術室看護師としてのやりがいとは?

A:様々な術式を習得していくことや、手術介助が自分なりにうまく出来た際は、成長を実感できるとともにやりがいを感じます。
また、疾患によっては術後すぐに、術前の痛みやしびれが軽減していることがわかるので、その回復過程を直にみられることに喜びを感じます。
意識下で患者さんと接する時間は病棟看護師よりも短いかもしれませんが、その中でも患者さんと信頼関係を築いていくことに日々考えつとめています。

Q:当院の手術室の雰囲気を教えて下さい

A:看護学校等での周術期関連の実習や授業量の削減や手術室勤務の経験者が少なく正しい情報を得ることが少ないため、「手術室」と聞くとどうしてもネガティブな印象を持つ方が多いかと思います。しかし、当院の手術室は世間の情報とは異なり、明るい雰囲気だと感じています。
スタッフ同士でコミュニケーションをしっかりとれていることがその要因だと思います。患者さん一人一人に最善な看護の提供、安全に手術を終えるためには、どのようにすれば良いか、常に情報共有を図りながら取り組んでいます。
また、ひとりひとりが、自己研鑽を怠らず看護している姿は、スタッフ間でも良い刺激になっており良きライバルでもあります。

Q:入職を考えている看護師や学生へのメッセージをお願いします

A:手術室は初めての経験がたくさんあり、悩みや不安になることがあるのは当然なことだと思います。そのような中でも働きやすい環境作りを当院は意識しており、気軽に悩みや相談をできるような取り組みも行っています。
仕事だけではなく、社会人としても成長できるのは「慶友まごころフィロソフィー」を胸にやるべきことを考え行動するスタッフの多い手術室だと思います。また、年々手術件数も増加しており、整形外科単科の病院としては全国トップクラスです。
整形外科単科としての強みを活かしつつ、個人としても知識・技術の向上につながる職場だと思いますので、是非一緒に医療チームとして働きましょう。

スタッフ:N・Y

看護師経験年数(手術室看護師)
3年

Q:慶友整形外科病院に入職を決めた理由を教えて下さい

A:中学生の時の職業体験です。また、この職業体験をきっかけに看護師の道へ進もうと思うようにもなりました。PNSでの看護に衝撃を受けたのを覚えています。情報共有し、二人でアセスメントできるため質の高い看護へ繫がると感じました。また、元気な挨拶やスタッフが笑顔で働いている印象が大きかったのも入職のきっかけと繫がりました。

Q:手術室看護師としてのやりがいとは?

A:人生の一大イベントでもある手術で患者さんの回復過程に携われることです。
患者さんのすぐ近くで手術成功へ導く手助けができることを嬉しく感じています。
実際に疼痛で夜も眠れなかった患者さんから「手術して良かった。すごく楽になったよ」と言われたときは嬉しかったです。患者さんとコミュニケーションをとる機会が少ない現場ではありますがスタッフ・他職種と情報共有し安全に手術が行えるよう心がけて働いています。

Q:当院の手術室の雰囲気を教えて下さい

A:患者さんにとって安全で安楽に手術が行えるようにスタッフ間で改善点や反省点等を共有し、知識・技術の向上に繋げていると感じます。
また、周術期管理チーム看護師取得者も多くいるため専門性の高い知識を学べる環境であると思います。

Q:プリセプターとして気をつけていることは?

A:少しでも楽しいと感じてもらえるように、関わりを通してプリセプティーの考えや行動を尊重し、接することを大切にしています。事前に分からないことや確認が必要なことは話し、手術中は必要以上に手を出しすぎないように心がけ、終わった後に振り返りやアドバイスをし、次の目標に繋げられるように接することを心がけています。

Q:入職を考えている看護師や学生へのメッセージをお願いします

A:私自身、看護師1年目で当院の手術室に配属になり、何もかもが初めての経験であり不安でしたが、困ったときや悩んだときに相談できるプリセプターの存在があったため乗り越えられたと感じています。また、周りのスタッフの目も行き届いているため、何かあったときに相談できる環境がとても働きやすいと感じました。
手術室経験の有無に関わらず、整形外科のスキルアップをするための環境は整っているので少しでも興味がある方は是非一緒に働きましょう。