画像診断科

X線透視検査

X線透視検査

微弱なX線を使用し、透視で状態を観察しながら、関節・骨・神経・内部臓器などと造影剤の関係性、体位変換による造影剤の流れなどを診る検査です。
また、骨折・脱臼後の整復にも使用します。各検査の詳細は以下を参照してください。

なお、被ばくに関する詳細は「被ばくに関して」を参照してください。
造影検査に関する詳細は「造影検査を行う方へ」を参照してください。

使用装置

慶友整形外科病院 1台
慶友整形外科クリニック 1台
宇沢整形外科・慶友健診センター 2台
慶友整形外科病院
慶友整形外科病院
慶友整形外科クリニック
慶友整形外科クリニック
宇沢整形外科・慶友健診センター
宇沢整形外科・慶友健診センター

胃部X線バリウム検査

胃部X線バリウム検査は、発泡剤とバリウムを飲用後、検査台で指示に合わせて体を動かすことで、食道・胃・十二指腸の異常の有無を観察する検査です。
この検査は、食道・胃・十二指腸の形態や粘膜の状態を観察して、がんや潰瘍などがないかを調べることを目的とします。病変の早期発見につながる大切な検査ですので、バリウムが苦手な方でもなるべくキャンセルせずに検査を受けて頂くことをお勧めします。

検査時の注意点

検査前日

検査前日は21:00までにお食事を済ませ、その後絶食として下さい。なお、夕食時は油っぽい物、アルコール類、暴飲暴食を避けるようにお願いいたします。なお、夕食後2~3時間経過した後に就寝するようにして下さい。夕食後すぐに就寝しますと、食物残渣のため、胃の検査が十分に行えなくなる可能性があります。お茶は23:00までお飲みいただけます。
市販のビタミン剤や栄養ドリンク、ビタミンC入り清涼飲料水などはお飲みにならないでください。

検査当日

朝食(アメ・ガムを含む)および喫煙は一切しないでお越しください。飲料については、お水に限り6:30までお飲みいただけます。(500 ml程度まで)
常用薬については、原則検査後に服用していただきます。ただし、喘息、血圧、てんかんの薬、抗血栓薬は検査当日6:30までに服用してください。
糖尿病治療中の方は、インスリン注射および内服薬を当日は使用せずにお持ちいただき、その旨を受付時にお伝えください。

関節腔造影検査(アルトログラフィー)

関節腔内に注射針を刺して造影剤を入れ、関節包の形状、拡がりを明らかにして、滑膜の増殖、関節面の不整、腱板損傷などを調べる検査です。本検査後、CTやMRIを行うことで、あらゆる角度からより詳細な情報を得ることができます。

検査時の注意点

撮影範囲内の湿布やカイロ、アクセサリー、プラスチック、金属などは診断の妨げになる場合がありますので、検査を行う際、外していただくか着替えていただくことがあります。造影剤や空気を注入後、医師が関節の動き具合を見ながら撮影を行います。撮影時、動いてしまうと画像がブレてしまいますので、動かないよう協力をお願いします。
造影剤を使用する検査ですので、「造影検査を行う方へ」を参照してください。

脊髄腔造影検査(ミエログラフィー)

脊髄腔造影検査は、通常腰椎の間から針を刺し脊髄腔内に造影剤を注入することで骨の変形や椎間板ヘルニアなどによる脊柱管内の狭窄や圧迫を評価する検査です。本検査後、CTを施行することで、MRI検査同様、あらゆる角度から脊柱管内の詳細な情報を得ることができます。ペースメーカーを装着していて、MRI検査が禁忌な方にも行えます。

検査時の注意点

検査時は入院をしていただき、通常翌日の退院となります。造影剤注入後、何枚か撮影を行います。撮影時、動いてしまうと画像がブレてしまいますので、動かないよう協力をお願いします。
造影剤を使用する検査ですので、「造影検査を行う方へ」を参照してください。

神経根ブロック検査(ルートブロック)

神経根ブロックは、痛み・痺れの原因と思われる神経根に向かって針を刺入し、放散痛が日頃の痛み・痺れと同じ位置にあるかを確認することで、高位診断を行うとともに、局所麻酔を用いて症状緩和を行うことを目的とする検査です。

検査時の注意点

撮影範囲内の湿布やカイロ、アクセサリー、プラスチック、金属などは診断の妨げになる場合がありますので、検査を行う際、外していただくか着替えていただくことがあります。検査時の放散痛がどの位置にあるかがとても大切な検査です。医師に日頃の痛み・痺れの位置と放散痛の位置をしっかり教えてください。なお、検査後は、一時的に下肢に力が入りづらくなるため、十分な安静をとってからのご帰宅となります。ご家族の方と一緒に来院していただき、帰宅時の運転は控えて下さい。
造影剤を使用する検査ですので、「造影検査を行う方へ」を参照してください。

トモシンセシス

トモシンセシスは、ある角度の間、身体にX線を当てて数十枚の断層画像を得ることにより、一般的なレントゲン撮影では不明瞭な骨折や金属周囲の微細骨折、手術挿入物の設置角度など、様々な評価を行うことができます。また、立位状態での重力負荷による評価もできるので、とても有用な検査です。数秒間の低被ばく撮影で終わる検査なので、簡単に安心して検査を受けることができます。

検査時の注意点

撮影範囲内の湿布やカイロ、アクセサリー、プラスチック、金属などは診断の妨げになる場合がありますので、検査を行う際、外していただくか着替えていただくことがあります。撮影時、動いてしまうと画像の成合がうまくいかない場合がありますので、動かないよう協力をお願いします。