造影剤とは、体の異常をわかりやすくするお薬です。
病気の中には造影剤を使用しないと見つけることのできないもの、見つけにくいものがたくさんあります。
以下に造影剤について記したので、検査を受ける方はご一読ください。
ほとんどの人は異常なく検査が終わりますが、稀に次のような副作用が検査中もしくは検査後に生じる場合があります。
軽い副作用 | 吐き気、嘔吐、頭痛、めまい、発疹、かゆみ、発熱、せき など |
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重い副作用 | 血圧低下、ショック、けいれん、腎不全、意識消失 など |
血管外漏出 | 稀に造影剤が血管外に漏れ、痛みや腫れが生じ、検査ができない場合もあります |
副作用は検査直後にみられることがほとんどですが、稀に検査終了後1時間程度から数日後に、遅れて上記症状の副作用がみられる場合があります。
もし帰宅後に遅発性副作用と思われる症状がありましたら、病院(0276-72-6000)までお問い合わせ下さい。
次のような既往歴がある方は、造影剤投与に注意が必要となりますので、必ず検査予約時に記入する「造影検査のための問診票・同意書」に明記してください。
※造影剤使用前後の糖尿病薬の一部(ビグアナイド剤)に休薬が必要になります。
造影検査前の食事は軽食もしくは絶食となります。検査時間・検査内容によって異なりますので、事前に検査担当者に確認して下さい。なお、飲水は、かまいません。
造影剤は尿と一緒に体から排出されますので、水分を多めに摂取し、排出を促して下さい。
また、帰宅後は入浴や食事、運動などの日常生活は普段どおりでかまいません。