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慶友スポーツ医学センター[半月板損傷:円板状半月板とは]

円板状半月板とは

通常、半月板は三日月、円盤のように丸く厚みのある形をしています。
これを**円板状半月板(discoid meniscus)といいます。多くは外側(外側半月板)**に見られます。

発生の特徴

円板状半月板は、**生まれつきの形の異常(先天的変形)**です。
そのため、子どものころから存在している状態です。しかし、実際に症状が出るのは、年齢によって異なります。
家族内で発見されるケースもあり、遺伝的な要因も関係していると考えられています。

好発年齢層

  • 10〜20代の若年層に多く症状が現れます。
  • 特にスポーツ活動が活発な年代(小学生〜高校生)で、運動中に膝をひねったり、屈伸を繰り返すことで症状が出やすくなります。
  • まれに、成人以降(30〜40代)になってから痛みや引っかかり感などが出ることもあります。これは、長年の摩耗や軽度の外傷がきっかけになることが多いです。

主な症状

円板状半月板では、半月板が厚いため動きがスムーズにいかず、次のような症状が出ることがあります。

  • 膝の痛み
  • 曲げ伸ばしのときの引っかかり感
  • 「ポキッ」という音がする
  • 膝の腫れや動かしにくさ

症状がない方も多く、偶然MRI検査で見つかることもあります。

診断と治療

診断にはMRI検査が有用です。

  • 症状がない場合:経過観察をします。
  • 痛みや引っかかりがある場合:関節鏡手術で半月板の形を整える(半月板形成術)ことや半月板縫合術があります。