研究センター

足の外科センター

足の外科について

「足」とは膝を含まない膝下から足先までのことを指し、当院では、骨・関節や筋肉・靭帯・腱および神経などに起因する疾患に対して、専門的な診療を行っています。当センターでは、「足」のトラブルに対する解決の一端を担っています。

足の外科領域における代表的な疾患

外傷 骨折、靭帯損傷、アキレス腱損傷、腓骨筋腱脱臼
慢性疾患 変形性足関節症、外反母趾
小児の足部疾患 内反足
その他の疾患 足根管症候群、足根骨癒合症、リウマチ足

※上記はあくまで代表的な疾患であり、基本的には「足」に関する整形外科疾患全てが専門領域になります。

治療

臨床症状や理学所見および、X線・CT・MRIなどの画像診断に基づき治療法が選択されます。治療法としては、保存療法と手術療法に分けられます。
保存療法とは手術を行わない治療のことで、筋力トレーニング・ストレッチなど運動療法や、内服・外用薬などの薬物療法、超音波治療や体外衝撃波治療などの物理療法、そして装具療法などがあります。
手術療法では、変形した関節の固定や骨の矯正、断裂した靭帯や腱の縫合および再建など、病態に応じた方法によって処置が行われます。手術の内容によっては、手術後に固定具を使用することや松葉杖などを用いて免荷をすることがあります。

当院における足の外科領域の代表的な手術

  • 足関節・足部の固定術や骨切り術
  • 関節形成術および靭帯再建術
  • 腱縫合術
  • 腱移行術
  • 骨軟骨柱移植術
  • 神経剥離術

手術実績

2019年度 Ope件数 222件

足関節・足部の固定術や骨切り術 38件
関節形成術および靭帯再建術や腱縫合術 28件
骨折関連(観血的整復固定術) 117件
その他(滑膜・腫瘍切除術、腱制動・腱移行術、神経剥離術など) 39件

図1
図1.正常な足関節正面(左)と足部(右)のX線画像。

図2
図2.外反母趾の骨切り術前後のX線画像。
術前では、第一中足骨と呼ばれる骨が大きく内側に向いており、母趾が外反しています(▲)。
術後は、骨切りによって変形が強制されています。

図3
図3.変形性足関節症の固定術前後のX線画像。
術前では、軟骨のすり減りや変形によって関節の隙間がなくなっているのが確認できます(▲)。
術後は髄内釘によって関節が固定されています。