当院では、断裂の原因(動作時の姿勢や負荷など)を解析し、動作の改善を通じて疼痛の軽減や再発予防を目的としたリハビリテーションを積極的に行っています。
半月板損傷の治療では、症状や損傷の程度に応じて**保存療法**を選択することもあります。
保存療法には次のような方法があります。
当院では、「動作時の姿勢修正」を中心に行っています。
日常生活や運動中に姿勢や動きが不良だと、膝の半月板に余分なストレスがかかり、痛みが続く原因になることがあります。そのため、動作時の姿勢を改善し、膝への負担を減らすことで、痛みや引っかかり感などの症状を軽減できる場合があります。
半月板の手術には、大きく分けて**「切除術」と「縫合術」**の2つの方法があります。

【半月板切除術 年間手術件数(2020〜2024年)】
切除術では、損傷した部分のみを最小限に取り除くことで、膝の機能をできるだけ保ちながら痛みを軽減します。
断裂形態が不安定で、治癒が期待できない場合には、切除を行います。
当院では、前日入院 → 手術 → 翌日退院の短期入院で行っています(2泊3日)。
また、手術当日に入院し、その日のうちに手術を行って翌日に退院する方法もあります(当日入院)。
ご希望の方は、主治医とご相談のうえ、最適な入院・手術スケジュールをお選びください。
手術後は、2〜3時間の安静の後、痛みの程度に応じて**荷重(体重をかけること)**が可能になります。
退院日の朝には、リハビリスタッフが膝の状態を確認し、ご自宅で行える運動やストレッチの方法を指導し致します(パンフレット配布)。
痛みや不安がある場合は、松葉杖の貸し出しも行っています。必要な際は遠慮なくお申し出ください。
退院から術後の診察日までの間に教わったリハビリを積極的に行う(通院もあります)。
遠方などで来られない場合には、自宅で教わった運動を中心に行う。
回復の経過には個人差がありますので、復帰の時期に迷われる場合は、主治医にご相談ください。
膝の動きに左右差がなくなったら、段階的に復帰が可能です。
復帰の際は、担当のリハビリスタッフと相談しながら、無理のないペースで進めてください。
回復の経過には個人差があります。復帰時期に迷われる場合は、主治医にご相談ください。
目安としては、おおよそ1か月程度を考えてください。
当院では、可能なかぎり半月板を残すために、**縫合術(損傷した半月板を縫って修復する方法)**を行っています。
ただ、過剰に縫合術の適応を増やすことは治癒もせず、症状を長引かせるため、適応は厳密に決めています。

【実際の半月板縫合術】

【半月板縫合術 年間手術件数(2020〜2024年)】
半月板縫合術(ほうごうじゅつ)を受けた後のリハビリは、断裂の形や場所によって進め方が異なります。
詳細は主治医やリハビリスタッフにご相談ください。

術後3か月を過ぎた頃から、膝の動きや筋力、MRIでの治癒の状態を確認しながら、医師が許可を出します。
許可が出た場合には、段階的に復帰していきますので、リハビリスタッフと相談しながら進めて行きます。
回復の経過には個人差がありますので、復帰の時期に迷われる場合は、主治医にご相談ください。